- 2016-6-27
- キャリア調査, 制御・IT系, 海外ニュース, 調査
- Android SKD, Cisco UCCE/IPCC, Go, Groovy, Hadoop, iOS SDK, PayScale, Scala, Selenium, クラウドコンピューティング, ビッグデータ, 機械学習, 生産技術, 臨床研究
米給与比較サイト「PayScale」が仕事に必要なスキルについて調査し、転職市場での需給バランスや給料への影響度などをまとめたレポート「2016 Workforce-Skills Preparedness Report」を発表した。
2014年3月~2016年3月に同サイトを利用したアメリカ国内で働く約201万人のデータを基に分析している。さまざまな切り口で業務スキルに関するデータをまとめているが、エンジニア関連のデータとしては次のようなものがあった。
給与を上げるスキルトップ3
コンピュータ・数学関連の職種では、給与アップにつながるスキルとして、1位にはGoogleが開発したプログラミング言語の「Go」(平均給与アップ率22.4%)、2位には「Cisco UCCE(Unified Contact Center Enterprise)/IPCC(IP Contact Center)」(同22.1%)、3位には関数型とオブジェクト指向の特徴をあわせ持つプログラミング言語「Scala」(同21.8%)が入った。
建設・エンジニアリング関連の職種では、1位「臨床研究」(同13.3%)、2位「生産技術」(12.6%)、3位「機械学習」(12.5%)という結果だった。
今後の給与アップにつながる技術系スキルトップ9
また、今後の給与アップにつながる技術関連のスキルについて、ランキングも作成されている。その結果は次のとおりだ。
1位:Scala(給与アップ率22.2%)
2位:Go(同20%)
3位:Hadoop (同12.5%)
4位:iOS SDK (同11.4 %)
5位:ビッグデータ・アナリティクス(同10.7%)
6位:クラウドコンピューティング(同10.4 %)
7位:Android SKD (同9.3 %)
8位:自動テストツールSelenium(同6.7%)
9位:Groovy(同6.2%)
ランキングに入った9スキルは、ここ5年間で企業側からのニーズが増してきている。今後もこの傾向は続くだろうと同調査は分析している。