- 2016-8-5
- キャリアニュース, キャリア調査, 制御・IT系, 化学・素材系, 機械系, 海外ニュース, 電気・電子系
- IDC, Microsoft Office, コミュニケーション能力, スキル, トラブルシューティング, プロジェクトマネジメント, 問題解決能力, 顧客志向
将来性のある仕事に就くために必要なスキルとは何か――。米調査会社のIDCが、アメリカで2015年に募集された7670万件の求人情報を分析し、2024年にかけて将来性があると考えられる仕事を特定した。その仕事で採用される人数の成長率、給与の高さといった要素を考慮している。
IDCでは同様の調査を2013年9月にも実施。当時は採用人数が多くなかった風力発電タービンの技術者や太陽光発電システムの設置業者などを「将来性のある仕事」として特定した実績がある。
どんな仕事でも求められるスキルとは
その上で、全仕事で必要とされているスキルと、「将来性のある仕事」で必要とされているスキルを比較した。
全仕事の20%以上で必要とされていたスキルが、「コミュニケーション能力(筆記、会話)」。続いて「几帳面さ」、「マーケティング能力」、「Microsoft Office」、「誠実さ」、「顧客志向」となっている。
「将来性のある仕事」で求められるスキルとは
「将来性のある仕事」で求められるスキルの多くは、その職種特有の専門的なスキルではなく、全仕事で必要とされているスキルと重なるところが多かった。
全仕事で求められるスキルと「将来性のある仕事」で求められるスキルを比較した結果がこちらのグラフだ。
やや「問題解決能力」「プロジェクトマネジメント」「トラブルシューティング」といったスキルを求める傾向があり、「几帳面さ」「マーケティング能力」は比較的必要とされなくなるようだ。
また、2013年の調査では「将来性のある仕事」に一貫して求められるスキルは、全部で37個しかなかったが、今回の調査では62個に増えている。時代が進むにつれて求められるスキルは、増え続けていることを頭に入れた方がよさそうだ。
関連リンク
White Paper Keys to the Future: Align Workforce Readiness Skills to Ensure Student Success