NTN、角度精度を±0.1° にまで向上した「薄型・高精度角度センサ」を開発

NTNは2017年4月20日、角度を高精度に検出できる「薄型・高精度角度センサ」を開発したと発表した。ロボット関節などの用途を想定しており、同社が2007年に仏SNRと共同開発した「高分解能回転センサ付軸受」よりも高い精度で回転角を検出できるとしている。

今回開発した薄型・高精度角度センサは、リング部材に複合成形したゴム磁性体に極数の異なる2列の磁気トラックを着磁させた複列磁気エンコーダと、磁気センサで構成されている。従来のエンコーダはN極とS極のペア配列が32/31極対だったが、独自の高精度着磁技術を用いて、64/63極対で配置した。その結果、従来品で±0.2°だった角度精度が、±0.1°に向上したという。また、重量も従来品に比べて27%軽くなった。
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現状ではラジアルタイプのみだが、NTNは今後、アキシアルタイプも開発予定。センサ単体で販売するだけでなく、センサと軸受をセットで商品化していく計画だ。

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