豊田自動織機、低燃費を実現する建設機械向けハイブリッドユニットを開発

新型ハイブリッドエンジン(モーター一体型)

豊田自動織機は2017年6月12日、同社初となる建設機械向けハイブリッドユニットを開発したと発表した。

今回開発したハイブリッドユニットは、ディーゼルエンジンにアシスト発電モーターを組み合わせた新型のハイブリッドエンジンと、パワーコントロールユニット(PCU)から構成されている。
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ハイブリッドエンジンは、高出力のモーターと組み合わせ、作業頻度の高い領域を最良燃費点に設定することで低燃費を実現した。また、同社によると74kWクラスでオフロード法2014年基準を世界で始めて尿素SCR(選択還元型NOx触媒)なしで達成し、尿素水の管理や補給を不要にすることでメンテナンス性を向上させた。

エンジン部は水冷4サイクルの直列4気筒で総排気量は2982cc、最高出力が74kW、最大トルクが390Nmとなっている。アシスト発電モーター部は最高出力44kwで最大トルクが210Nmだ。

モーター制御するPCUは、自動車の電源技術を活用し、さらに電子部品には信頼性の高い自動車用部品を用いている。加えて耐振性や耐油性など建設機械の使用環境にも適応させている。

同ハイブリッドユニットは、日立建機が2017年9月に発売予定のオフロード法2014年基準適合車ハイブリッド油圧ショベル「ZH200-6」に搭載される。

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