村田製作所は2017年7月3日、世界最小サイズ(1.2×1.0mm)の高精度水晶振動子の低背品を新たに商品化したと発表した。2017年6月からすでに量産を開始している。
Wi-FiやBluetoothなどを使用した小型無線機器において、小型低背の需要が高まっている。そうした中、同社では2017年1月に世界最小サイズ(1.2×1.0×0.33mm)の高精度水晶振動子「XRCED」シリーズを商品化した。その後、さらなる低背化をすすめ、今回「XRCTD」シリーズ(1.2×1.0×0.30mm)の商品化に成功した。
主な仕様は、周波数37.4000MHz、周波数許容偏差±20ppm(Total)、使用温度範囲-30~85℃、負荷容量6pF、等価直列抵抗(max.)60Ω、励振レベル(max.)100pWとなっている。上記以外の周波数は、別途問い合わせにより対応するという。
同社は今後さらなるラインアップの拡充を目指すとしている。