京大、アルコールの酸化に有害な酸化剤を必要としない効率的な新規触媒を開発

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京都大学は2017年9月29日、水溶媒中でアルコールの脱水素的酸化を効率的に進行させる新しいイリジウム触媒を開発したと発表した。

アルコールを酸化させアルデヒド、ケトンなどへ変換する反応は、有機化学の最も基本的かつ重要な反応だ。しかし、従来の方法では毒性の高い酸化剤を大量に必要とし、廃棄物を多量に生み出すという問題があった。

そこで研究グループは、水溶媒中でアルコールの脱水素的酸化を効率的に進行させる新しいイリジウム触媒を開発。第二級アルコールを原料とする場合にはケトンを、第一級アルコールを原料とする場合にはカルボン酸を合成することに成功した。その副生成物も水素ガスのみで、触媒についても回収、再利用が可能。環境負荷が極めて小さい有機分子変換法だという。

しかし、第一級アルコールの脱水素的酸化には、多量の触媒を用いる必要があるため、今後はこの点を解決する触媒分子を設計し、合成することが課題だとしている。

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