ボルグワーナー、4基構成の「R2S過給システム」をBMWのディーゼルエンジン用に供給

米ボルグワーナーは2017年11月8日、世界初となる4基のターボチャージャーを備えた乗用車向けRegulated 2-Stage(R2S)過給システムをBMWグループの最新TwinPower Turboディーゼルエンジン用に供給すると発表した。これまでは1基のターボチャージャーを低圧段と高圧段それぞれに利用してきたが、これを各段2基づつとして、回転数全域にわたり継ぎ目のない滑らかな出力を提供。同機種の旧型エンジンと比べ最大4%燃費が向上するという。

この4基のターボチャージャーを搭載した2段過給システムは、新しい3.0L直列6気筒ディーゼルエンジンの性能向上に貢献し、最大出力294kW(394HP)、最大トルク760Nmを実現している。

低圧段ターボチャージャーをより小型の2基のターボチャージャーに置き換えることで、重量を増やすことなくイナーシャ(慣性モーメント)を低減して応答性を高めた。また、低エンジン回転数時には片方の高圧段ターボチャージャーが過給圧を迅速に高め、ターボラグを感じさせない加速を実現。高排気流量時には、両方の高圧段タービンが作動して容量を増大させる。

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