リテルヒューズ、自動車用アプリケーション向け表面実装ヒューズ「885シリーズ」を発売――高密度基板のスペース縮小を実現

885シリーズ

リテルヒューズは2018年5月25日、高電圧自動車用アプリケーション向けの表面実装ヒューズ「885シリーズ」を、同年5月下旬に発売すると発表した。

885シリーズは、最大1500Aの遮断定格を備えた、最大350VACまたは450/500VDCに対応した表面実装型ヒューズで、1A~5Aの電流定格で利用できる。電気自動車を深刻な故障や短絡電流から保護するように設計されており、自動車用アプリケーション向けとしては業界最小だという。

10.86×4.78mmのコンパクトなフットプリント(設置面積)のため、回路基板のスペースに制限があり従来のスルーホール型ヒューズが適さない用途に最適だという。さらに、無はんだ設計のため、従来のヒューズの機械的なはんだ不良による欠損リスクを最小化し、常に安定した過電流保護性能を提供。また、車載向け電子部品の規格であるAEC-Q200試験プランに基づいた要件を満たしており、過酷な自動車環境における信頼性を保証している。

用途としては、電気自動車用リチウムイオン電池パック、バッテリー管理システム(BMS)、センシングライン、車載充電器、高電圧DC/DCコンバーターなどを想定している。

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