Honda、二輪車用ハイブリッドシステムを採用した原付二種スクーター「PCX HYBRID」を発売――量産二輪車用としては世界初

Hondaは2018年7月6日、二輪車用ハイブリッドシステムを採用した原付二種スクーター「PCX HYBRID」を、2018年9月14日に発売すると発表した。

PCX HYBRIDは、量産二輪車用として世界初のハイブリッドシステムを採用。PCXのボディーサイズに納まるコンパクトなシステムとすることで、高い利便性と、モーターアシストによる機敏なスロットルレスポンスと高い動力性能の両立を実現した。

エンジンの始動とアシストは、48V系リチウムイオンバッテリーをエネルギー源として、アシスト制御やバッテリー監視機能などを持つ「パワードライブユニット(PDU)」を介し、駆動アシストの機能を追加したACGスターターが担う。

また、モーターのアシスト力を変更できる二つのモードを設定。低燃費に寄与する「Dモード」と、アシストを強めてよりスポーツ性を高めた「Sモード」により、モーターアシスト特性の切り替えを可能とした。

さらに、フロントのみが作動するABS(アンチロックブレーキシステム)、遠隔操作できる「Honda SMART Key システム」を採用。使い勝手を考慮した装備を搭載している。

希望小売価格は、43万2000円(消費税抜き本体価格40万円)と設定しており、年間2000台の国内販売を目指すとしている。

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