7nmプロセス採用マイニングASICチップ「KAMIKAZE」サンプルチップ完成 TRIPLE-1

最新 7nmプロセス技術で製造された「KAMIKAZE」のシリコンウェハーとサンプルチップ

マイニングシステム開発などのTRIPLE-1は2018年8月20日、7nmプロセス技術を採用したビットコイン用マイニングASICチップ「KAMIKAZE」のシリコンウェハーおよびサンプルチップが完成したと発表した。

KAMIKAZEは、TRIPLE-1が2017年2月に開発に着手。約1年後の2018年1月に台湾のチップ受託製造会社(ファウンドリー)TSMCにてリスク量産が開始、同年2月末に同チップの設計を完了し製造工程へ移行した。

KAMIKAZEは、何通りもの条件によって回路を徹底的に最適化することで、マイニング時の処理能力と消費電力のバランスを最善の状態にし、マイニングの収益性を最大限に高める設計がなされているという。最先端の7nmプロセス技術の採用により従来よりも高密度化し、従来品の約2倍の処理能力を有するとともに、電力効率を改善した。

現在TRIPLE-1では、サンプルチップでの機能、性能検証の実施、およびサンプルボード、プロタイプユニットの開発も進めている。今後は2018年10月に量産チップの入荷を始め、同年11月に同チップが搭載された量産型マイニングユニットの出荷を開始する予定だ。

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