- 2018-9-8
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- Andy Wallace, Bugatti Chiron, LEGO Chiron, レゴブロック
レゴブロックで知られるデンマークのLEGOは2018年8月30日、世界最速とも言われるスーパーカー「Bugatti Chiron」を実物大サイズで再現したと発表した。実際に人が乗り込んで運転することができ、テスト走行の様子も公開している。
LEGO Chironは339種類、100万個以上のレゴテクニックパーツを使用し、接着剤を使わずに組み立てている。外側はレゴテクニックを三方向に連結して複雑な形状を再現。内側も座席やダッシュボード、ハンドルにいたるまで精巧に作り出した。ホイールとエンブレムに本物を使っているとはいえ、20メートル離れたところから見たら、レゴとは分からないほどだという。
エンジンには、2304個のレゴパワーファンクションモーターと4032個のレゴテクニックギアを使用。リアスポイラーやスピードメーター、ブレーキペダルなどもレゴで再現し動作もする。車は1.5トンで、エンジンは理論値で5.3馬力、トルクは推定92Nmだ。
テスト走行では20km/hを少し超える程度で、Bugatti Chironの420km/hとは開きがあるが、動く実物大のレゴカーを作るという初の試みは成功だ。
LEGO Chironを運転した元レースドライバーのAndy Wallace氏は、「LEGO Chironの運転は素晴らしい経験で、とても楽しかった。レゴカーを運転する日が来るとは思ってもみなかった!」と語っている。