折り曲げられるスマートフォンも――原子サイズの生分解性新材料を開発

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

生分解性素材を使い、極めて薄く、曲がるスマートフォンが作れるほど柔軟な新材料が、オーストラリア国立大学(ANU)で開発された。

この新材料は、原子1~数個分の厚さの単結晶ペンタセンの層と、原子1個分の厚さの二セレン化モリブデン(MoSe2)の層から成る有機・無機ハイブリッド構造の半導体。この半導体は、携帯電話、テレビ、その他の電子装置のディスプレイのために電気を光に効率的に変換することができる。

博士研究員のAnkur Sharma氏によれば、化学蒸着と呼ばれるプロセスで有機半導体成分を3Dプリンティングのように分子毎に成長させて作られているため、その半導体構造からの発光が非常にシャープで、高解像度のディスプレイに使用することができるという。

上級研究員のLarry Lu准教授は、「我々は、有機・無機ハイブリッド構造で、折り曲げ可能な携帯電話やディスプレイなどに利用できる優れた半導体特性を持つ超薄型電子部品を初めて開発した」と、発明のこの分野における意義について述べている。

チームは現在、業界パートナーと組んでの商品化を目指し、半導体成分を大規模に成長させることに取り組んでいる。

関連リンク

Part-organic invention can be used in bendable mobile phones

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る