ワーク加工精度の向上と軸受交換周期の延長に貢献――ジェイテクト、「工作機械主軸用 低昇温・高耐久 複列円筒ころ軸受」を開発

ジェイテクトは2018年12月20日、樹脂保持器の形状の最適化と材質の見直しにより、「工作機械主軸用 低昇温・高耐久 複列円筒ころ軸受」を開発したと発表した。同開発品により、ワーク加工精度の向上と軸受交換周期の延長に貢献する。

昨今の工作機械には、金型などの精密加工から難削材の加工までを1台で広範囲にカバーできるよう、高速性と高剛性の両立が求められている。主軸にはラジアル剛性確保のために複列円筒ころ軸受が配置され、潤滑方法としてグリース潤滑が広く採用されている。高速領域においては、これまでポリアミド樹脂保持器で対応してきたが、切削時間短縮のための急加減速や難削材加工など厳しい使用条件においては昇温や保持器損傷の懸念があり、これらへの対応が課題となっていた。

今回、同社は「ころ」と「保持器」の接触状態を改善することで発熱を抑制。また保持器重心を考慮した設計にすることで、回転中の保持器の変形を抑制した。その結果、グリース潤滑での昇温が従来品と比べ46%低減した。さらに、保持器の材質としてスーパーエンジニアリングプラスチックを採用することで、耐久性が従来品の3倍以上に向上した。

同開発品は、国内外工作機械メーカーをターゲットにしており、売り上げ目標は年間1億円。2019年4月から国分工場での量産開始を予定している。

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