宇宙旅行が目前に――Virgin Galactic、宇宙空間での有人飛行に成功

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Virgin Galacticは2018年12月13日、The Spaceship Companyと開発中の宇宙船「SpaceShipTwo“VSS Unity”」が高度約8万2700mでの有人飛行に成功したと発表した。アメリカ国内からの有人飛行機の打ち上げは2011年のスペースシャトル運用終了以来のことで、有人の民間旅客機が宇宙空間に達した初の快挙だ。

VSS Unityは商用に設計された再使用可能な宇宙船で、パイロット2人を含む最大8人が搭乗可能だ。再突入時の形態が特徴的で、翼が回転してバドミントンのシャトルコックにも似た「フェザリング」と呼ぶ形となる。

試験飛行当日、VSS Unityはパイロット2人を乗せ、カリフォルニア州モハベ空港から、輸送機「WhiteKnightTwo」で高度約1万5000mまで打ち上げられた。輸送機から切り離されるとロケットエンジンを60秒間燃焼し、垂直に上昇。速度は音速の約3倍、高度は約8万2700mに達した。

フェザリング形態になりマッハ2.5の超音速で再突入した後、翼は元の位置に戻り、滑空しながら無事に滑走路に戻ってきた。

Virgin Galacticの設立者Richard Branson氏は「今日、われわれの最大の夢であり過酷な挑戦が達成したことを目にすることができた。喜び、安堵、爽快感、未来への期待が混ざったような、言葉には言い表せない気分だ」と語った。

今後は、ロケットの燃焼時間を長くし、飛行速度と高度を向上するとしている。

なお、今回の飛行に関して、2人のパイロットはアメリカ連邦航空局(FAA)から民間宇宙飛行士記章を授与されることになった。その1人Frederick Sturckowはスペースシャトルで4度の経験があり、NASAとFAA両方から宇宙飛行士記章を授与される初の人物となる。



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Richard Branson Welcomes Astronauts Home from Virgin Galactic’s Historic First Spaceflight

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