軽自動車専用の新型無段変速機「Jatco CVT-S」を開発 ジヤトコ

自動変速機の専門メーカーであるジヤトコは2019年3月28日、軽自動車に適した変速比幅を持つ新型無段変速機「Jatco CVT-S(JF021E)」を開発したと発表した。従来の同クラスの無段変速機に比べ約8%のフリクション低減と、約4.2kgの軽量化を実現している。

CVT-Sは、日本の軽自動車に最適な変速比幅6.0を実現。また、プーリー内径の細軸化をはじめ、シーブ部や油圧室部品の薄肉化、その他の部品のさらなる軽量化を実施し、CVT-Sの旧型に当たる「CVT7」に比べて約4.2Kg、重量比で約6%軽量化した。

他には、低フリクションボールベアリングやプーリー油圧室へのタンデムピストン構造の採用に加え、ギア部にはバッフルプレートを設定。さらに潤滑配分やプーリー保持油圧、ファイナルギア比を最適化することで、CVT7比で約8%のフリクション低減を実現した。

その上、ダブルピニオンタイプの4遊星ギア構造を採用し、リバース走行時のギアノイズを低減。また、エンジンとCVTの締結形状や締結点を最適化し、締結剛性を向上している。

関連リンク

プレスリリース

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る