歴史的名車のシリンダーヘッドを愛好家向けに再生産 川崎重工

「750RS」と「900 super4」のシリンダーヘッド

川崎重工は2019年3月1日、1973年に発売されたカワサキのモーターサイクルを象徴する歴史的なモデルとなった「750RS」と、その国外向け輸出仕様車として1972年に発売された「900 super4」のシリンダーヘッドを両モデルの愛好家向けに再生産すると発表した。2019年秋より同社の特設サイトで注文を受け付ける。

750RSと900 super4は、前者が国内累計販売数2万台以上、後者が世界累計販売数10万台以上と共に好評を博したモデルである。発売から約半世紀が経ち旧車と呼ばれて久しいが、現在でも世界中のライダーから憧憬をもって愛され、レストアにより実際の走行が可能な美しい車両が数多く現存している。そこで川崎重工は、シリンダーヘッドの再生産を決定した。

左が「750RS」、右が「900 super4」

今回再生産するシリンダーヘッドでは、当時の図面に規定された仕様を、現代の製造技術と製造法で再現する。初回生産個数は1000個となる。増産については、注文の状況に応じて検討する。シリンダーヘッド以外の部品、750RSと900 super4以外の歴史的なモデルの部品については、各モデルのオーナーたちの声を聞いた上で検討するとしている。

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