小型面実装LDOレギュレーターを発売――機器の低消費電力化に貢献 東芝デバイス&ストレージ

東芝デバイス&ストレージは2019年3月20日、モバイル機器や映像/音響機器のカメラ用CMOSセンサー電源、MCU電源、RF電源などへの電力供給に適した小型面実装LDOレギュレーター「TCR5BMシリーズ」40品種と「TCR8BMシリーズ」40品種を製品化したと発表した。同年1月から順次量産を開始しており、同日より出荷を開始した。

これらの新製品は、最新プロセスにより低オン抵抗のNチャネルMOSFETと外部バイアス電圧を使用することで、電力損失や発熱の原因となるドロップアウト電圧を同社の従来製品「TCR5AMシリーズ」と比較して約67%に削減し、業界最小(同社調べ)を実現した。TCR5BMシリーズのドロップアウト電圧は100mVで、最大出力電流は500mA。TCR8BMシリーズのドロップアウト電圧は170mVで、最大出力電流は800mAだ。

また、標準98dBの高いノイズ除去性能を備えており、誤動作の原因となる高周波の外部ノイズやDC-DCコンバーターのスイッチングノイズに耐性があり、安定した動作が可能だ。さらに、速い負荷過渡応答によりICの急峻な動作モードの切り替えによる誤動作を防止する。

従来のTCR5AMシリーズと比べて消費電流は約50%低減しており、機器の低消費電力化とバッテリー駆動機器の長時間駆動を実現する。パッケージは、小型面実装DFN5Bを採用している。

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