低燃費対応チェーンテンショナを開発――オイル使用量を従来の1/10に抑え、小型化にも成功 NTN

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NTNは2019年5月17日、自動車のタイミングチェーンの張力を維持する油圧式オートテンショナ(チェーンテンショナ)の新製品「低燃費対応小型チェーンテンショナ」を開発したと発表した。同製品は構造の簡素化により、小型化と作動に必要なオイル量の大幅な削減を実現し、エンジンの低燃費化に貢献している。

チェーンテンショナは、自動車エンジンのクランクシャフトとカムシャフトを同期して回転させるタイミングチェーンの張力を自動調整する装置だ。油圧式の場合、エンジン内部のオイルポンプから供給されるオイルを用いてチェーンの張力を維持する。

しかし、昨今は低燃費化を目的にオイル使用量の削減が求められている。また、エンジン停止時にはオイルポンプの駆動が止まりオイルの供給も停止するため、再始動時にはオイルの供給が不十分となり、チェーンの張力不足による異音が発生しやすいという課題もある。

そこで、低燃費対応小型チェーンテンショナでは、オイルポンプからテンショナに供給するオイルをテンショナ内部に貯留させる構造としたことで、高い信頼性や耐久性を維持しながら必要供給オイル量の大幅な削減を可能にした。この新規オイル貯留構造の採用により、オイル使用量を従来の1/10に抑えている。

オイル使用量の削減は、オイルポンプの小型化も実現する。低燃費対応小型チェーンテンショナは従来品に比べ、軸方向18%の短縮と質量10%以上の軽量化を達成。これにより、ポンプ稼働の負荷を減らし、エンジンの低燃費化に貢献する。

NTNは、新規オイル貯留構造を採用したことで、エンジン始動直後にも適正な油圧でチェーンの張力の維持が可能になり、チェーンの張力不足による異音を抑制できるようになったとしている。

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