消費電力を64%削減した無線基地局向け高効率パワーアンプを開発――5G基地局の低消費電力化に貢献 東芝

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東芝は2019年6月5日、消費電力を従来から64%削減した無線基地局向け高効率パワーアンプを開発したと発表した。

無線基地局向けパワーアンプは、携帯電話などの端末に送信される無線信号を増幅する装置で、消費電力が大きく、無線基地局全体の消費電力増加の主な要因となっている。

一方、パワーアンプで使われるトランジスタは、送信する情報によって出力電力が常時変化する送信信号の瞬時出力電力が低くなると電力効率が大幅に低下する。今後設置が進む5G基地局では、通信方式の高度化に伴い、より広い瞬時出力電力を持つため、低い出力電力における電力効率改善が大きな課題となっていた。

そこで、東芝は今回、2種類の異なる高効率パワーアンプを効率が最大化するよう組み合わせるとともに、高次高調波の負荷を最適化。広い瞬時電力範囲にわたり非常に高い効率を実現した。消費電力は、従来から64%の削減になる。基地局クラスの出力電力で、5Gでも使用されるピークの高い変調信号を用いて電力効率70%を達成したのは世界初になるという。

東芝は、今回開発した高効率パワーアンプにより、今後設置が進む5G無線基地局の低消費電力化に貢献するとしている。

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