レクサス、EVコンセプトカー「LF-30 Electrified」を世界初公開――2020年に初のEVモデルを市場投入

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レクサスは、第46回東京モーターショーにおいて、同社の電動化ビジョンを象徴するEVコンセプトカー「LF-30 Electrified」を発表した。

大きく開くガルウイングドアの中には2030年を見据えた数々の先進技術が採用されている。

LF-30 Electrifiedのフロントデザインは、レクサスのデザインアイコンであるスピンドルグリルをボディ全体のアーキテクチャとして進化させたもの。翼形状のヘッドランプと左右の大型エアインテークが迫力を加えている。

同社が「EVに期待されるイメージを、アーティスティックな質感まで昇華した未来的な造形」とするデザインも魅力的だが、ここは敢えて4輪に組み込まれたインホイールモーターに注目して解説したい。

一般的な1モーターや2モーターのEV/HEVでは、モーターやエンジンはフロント、あるいはリアの車体中央に配置されるが、レクサスは長年HEVで培ってきた技術ではなく、敢えてインホイールモーターのEVを見せてきた。ボディ中央部にモーターを持たないがゆえにボンネットと呼べる空間はなく、ボディもワイドで低いシャープなものになっている。高性能をアピールするフロントのエアインテークも、インホイールモーターを冷却するために必然ということだろう。

ホイールの中央にインホイールモーターからの排熱を放出する冷却フィンが見える。

4輪にモーターを配置するインホイールモーターは、車体のレイアウトの自由度が高いことに加え、走行シーンに応じたトルクベクタリングによる精密な車両挙動の制御ができる。一方で、ボディサイド近くに高電圧ケーブルを配策する必要があるため、衝突時の安全性の確保といった大きな課題もある。市販化はまだ先のことだろうが、「従来のガソリン車では不可能な高度かつ自由度の高い姿勢制御」の可能性を感じさせてくれる技術だ。

また、同社は2025年までに全車種に電動車モデルを設定し、電動車の販売比率がガソリン車の比率を上回ることを目標とするとのこと。さらに2019年11月に同社初となるEVについて発表するとし、具体的には2020年前半でPHVやEV専用モデルを投入するとのことだ。

関連リンク

プレスリリース
東京モーターショー 2019


ライタープロフィール
後藤 銀河
アメショーの銀河(♂)をこよなく愛すライター兼編集者。エンジニアのバックグラウンドを生かし、国内外のニュース記事を中心に誰が読んでもわかりやすい文章を書けるよう、日々奮闘中。


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