NASA、「ロボットホテル」を国際宇宙ステーションに設置

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Credits: NASA

NASAは2019年12月5日、「ロボットホテル」を国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げた。ホテルとはいうものの、実際にはロボットを宇宙線や微小隕石、スペースデブリから保護するストレージユニット「Robotic Tool Stowage(RiTS)」のことだ。

ISSは冷却システムの冷媒にアンモニアを使用しているため、リークチェック用に検出器「Robotic External Leak Locators(RELL)」を2台備えている。RELLは船外から検査する機器で、未使用時は船内に保管している。船内保管は場所を占有するだけではなく、使用前に装置内に入り込んだ水蒸気やガスを排出するだけで12時間、その他の工程を含めると、リークチェックが始まるまでに数週間から数カ月かかる場合もある。

RiTSは、予定より1日遅れてSpaceXの商用ロケット「Falcon 9」で打ち上げられた。ISS到着後、宇宙飛行士の手で船外に設置される。RiTSは、アルミニウム製でサーマルシステムを備えているため、船内保管せずとも内部の機器を熱的、物理的に保護することができる。RELLをRiTSに常時格納することで、今後は必要なときにすぐ、ロボットアーム「Dextre」を使ってリークチェックができるようになるという。

RiTSやRELLの技術は、現在計画中の月軌道プラットフォームゲートウェイや、今後想定される月や火星居住施設のリークチェックにも役立つだろう。

関連リンク

NASA Launching RiTS, a ‘Robot Hotel’ to the International Space Station

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