テスラ、ダイカストに適した新アルミニウム合金を開発――電気自動車用部品に最適の特性

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米Tesla Motorsは、電気自動車(EV)用部品の製造に適した鋳造アルミニウム合金に関する特許を出願中だ。

大量生産される鋳造アルミニウム合金は、高い降伏強度を持つものと高い導電性を持つものの2種類に分けられる。例えば、自動車用車輪や航空機用エンジン部品などに使われるA356アルミニウム合金は、175MPaを超える高い降伏強度を有するが、電気伝導率は約40%IACS程度だ。逆に、100.1アルミニウム合金の導電率は50%IACSを超えるが、降伏強度は50MPaに満たない。

ローターやインバータなどEVに使われる部品には高降伏強度と高導電性の両方が求められる。また、このようなEV用部品は鋳造工程で製造することが望ましく、鍛造合金は使えない。

Teslaが出願中の特許はこれらの要件を満たすもので、120MPaを超える降伏強度を持ち、電気伝導率49%IACS超である鋳造アルミニウム合金とその製造方法、およびこの合金で作られた自動車部品に関するものだ。

この鋳造アルミニウム合金の特許(公報番号:20190127824/出願番号:16/172,426)は2017年10月に仮出願され、2019年5月に公開された。2020年2月17日時点で、ペンディング(係属中)となっている。

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CASTING ALUMINUM ALLOYS FOR HIGH-PERFORMANCE APPLICATIONS

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