125℃動作では最大メモリ容量の4MビットFRAMを開発――車載/産業向け不揮発性メモリ 富士通セミコンダクターメモリソリューション

富士通セミコンダクターメモリソリューションは2020年7月16日、125℃での動作を保証するFRAM製品としては最大メモリ容量となる4MビットFRAM「MB85RS4MTY」を開発し、評価サンプルの提供を開始した。

MB85RS4MTYは、先進運転支援システム(ADAS)を代表とする車載向け、産業用ロボット向けの不揮発性メモリだ。125℃の高温環境下でも低動作電流、10兆回のデータ書込み回数を保証する。

同社は昨年度、2MビットFRAM「MB85RS2MTY」をリリースしたが、MB85RS4MTYは大容量化への要求に応えるべく開発されたものだ。倍増した4Mビットのメモリ容量と、1.8V~3.6Vのワイドレンジの電源電圧で動作するSPIインターフェースを備えている。

動作電流は最大4mA(50MHz動作時)で、パワーダウン電流は最大30μA。リアルタイムなデータ記録を必要とする用途に適しており、0.03ミリ秒ごとにデータを書き換えた場合に10年間同じアドレスに記録し続けられる。

パッケージは、EEPROMと互換性がある8ピンSOP、小型で薄型のリード無し8ピンDFN(Dual Flatpack No-leaded package)で提供される。

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