新型コロナウイルスを1時間で99.9%不活性化するコーティングを開発

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Photo by Ryan Young for Virginia Tech.

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴い、ドアノブ、スイッチ、ショッピングカートなど不特定多数の人々が共有する物に触れることをためらう場面も多くなった。バージニア工科大学の研究チームは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を1時間で不活性化できる表面処理技術を開発した。研究結果は、2020年7月13日付けの『ACS Applied Materials & Interfaces』に掲載されている。

もともと細菌の死滅について研究していたWilliam Ducker教授は、新型コロナウイルスが流行する中、家族が公園のベンチに座って大丈夫なのかと尋ねられたことをきっかけに、研究対象をウイルスに変更した。そして、過去にSARSを引き起こしたSARs-CoV-1についての知見を持つ香港大学のLeo Poon教授に協力を仰いだという。

研究チームは、亜酸化銅とポリウレタンベースのコーティングを開発し、ガラスやステンレスに塗布した場合、1時間後のウイルス量が、塗布しない場合と比べて99.9%減少することを確認した。

このコーティングは、丈夫で耐久性が高いことも特長だ。剃刀で切り付けても剥がれず、ウイルス汚染と消毒を繰り返しても、1週間水に浸しても効果が持続するという。

手洗い、人との距離を保つ、マスクの着用、と人々がとる行動に変わりはないが「人々が少しでもリラックスできれば」とDucker教授は語る。数分でウイルスを不活性化できる可能性があり、量産化も視野に入れている。

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In one hour, professor’s surface coating inactivates virus that causes COVID-19

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