50年前の三輪自動車とスーパースポーツバイクが合体――YAMAHAのエンジンを積んだBond Bugがオークションへ

2人乗り三輪自動車「Bond Bug(ボンド・バグ)」に、YAMAHAの大型バイク「YZF-R1」のエンジンを搭載した改造車が、2020年12月3日、オークションイベント「Automobiles sur Les Champs」に出品される。最高時速は200kmにも達し、「ロケットの心臓を持ったランナバウト」とも呼べる逸品だ。

ベースとなったのは1973年製のBond Bug 700ESで、ボディはグラスファイバー製。明るいオレンジ色と楔のようなユニークな形が印象的だ。英自動車メーカーBond Carsが手掛けた最後の車で、最高31馬力の4気筒エンジンを搭載し、最高時速122kmという50年前のオールドカーだ。

かつてのオーナーがこの小型三輪車に、YAMAHAのスーパースポーツYZF-R1の1000cc、4気筒、150馬力のエンジンを搭載し、スタートから時速100kmまでわずか3.5秒で加速する「本物のロケット」のように改造した。外観こそBond Bugだが、ギア周りも改造し、ダッシュボードもR1のメーターで置き換えた。暖房もつけるなど細部まで巧みに作り込まれている。

オークションを主宰する仏ARTCURIALは、予想落札価格を2万~3万ポンド(約270万~400万円)としている。

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1973 Bond Bug 1000 cc Yamaha No reserve

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