テック業界でもAIに仕事を奪われる? 生き残りの鍵は新スキルの習得——HARVEY NASH調査

AI(人工知能)やロボットなどの技術の発展に伴い、単純労働をはじめとするさまざまな仕事が自動化され、機械に人間の仕事が奪われていく――。そうした「機械に奪われる人間の仕事」に、テクノロジー業界で働く人たちの仕事も含まれるようになるかもしれない。

英HARVEY NASHが先日、世界84カ国3200名のテクノロジー系プロフェッショナルを対象に、アンケート調査を実施した。すると回答者の約半数、45%が”自分の仕事のかなりの量が今後10年以内に自動化される”と回答した。

アンケート結果には、職種によって大きなバラツキがあった。自分の仕事が自動化されると予測した人が多かったのは、「テスター」(67%)と「ITオペレーター」(63%)。逆に少なかったのは、「プログラムマネージャー」(30%)と「CIO/VP IT」(31%)だった。

他の職種の回答結果は、「ソフトウェアエンジニア」(31%)、「開発マネージャー/チームリーダー」(34%)、「プロジェクトマネージャー」(37%)、「アーキテクチャ」(39%)、「ビジネスアナリスト」(44%)、「デベロッパー」(47%)、「インフラストラクチャマネージャー」(51%)、「BI/アナリスト」(53%)となった。

HARVEY NASHによると、回答者の94%が「新しい技術を習得しなければ、自身のキャリアが行き詰まる」と考えているという。また、彼らの大多数が公式のトレーニングプログラムや資格取得よりも、自己学習を重視していた。

自動化によって仕事が奪われる恐れがある一方で、分野によってはテクノロジー系プロフェッショナルの需要は増える可能性がある。今後5年間で最も重要になるテクノロジーとして、アンケート回答者は「AI」「AR(拡張現実)」「VR(バーチャルリアリティ)」「ロボット」「ウェアラブル技術」「IoT」などを挙げた。これらの分野のスキルこそ、”新たに学ぶべきスキル”だという意見が寄せられることになった。

Harvey NashのSimon Hindle氏は、「業務のコモディティ化と自動化が進み、テクノロジーが自分自身の仕事を奪う一方で、新たな機会も生み出されている。この急速に変化する世界で勝者となるのは、自分自身のスキル開発に責任が持てて、”他の人や機械にない価値をどこで付け加えられるのか”を常に問い続ける人に他ならない」とコメントしている。

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