マツダ、新世代車両運動制御技術の第一弾となる新技術「GVC」を発表

マツダは2016年7月14日、新世代車両運動制御技術「SKYACTIV−VEHICLE DYNAMICS」の第一弾となる新技術「G−Vectoring Control」(GVC)を発表した。同技術を同日発売の「マツダ アクセラ」以後の全車両に搭載する方針を明らかにしている。

同社の新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」のひとつであるSKYACTIV-VEHICLE DYNAMICSは、エンジン、トランスミッション、ボディ、シャシーなど、SKYACTIV技術の個々のユニットを統合的に制御する新世代車両運動制御技術の総称だ。

同技術の第一弾となる「GVC」は、ハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させることで、これまで別々に制御されていた車両の横方向と前後方向の加速度(G)を統合的にコントロールし、四輪への接地荷重を最適化してスムーズで効率的な車両挙動を実現する。

GVCを採用した車両は、タイヤの接地荷重状態の最適化により、以前に増してドライバーの意図通りに動くようになる結果、無意識のものも含めたハンドルの修正操作が減少する。また、乗員にかかる加速度(G)の変化がスムーズになるため、体の揺れが減り、乗り心地も改善。さらに、雨の日や雪道など、滑りやすい路面での操縦性と安定性も高まる。

GVCは、ドライバーの運転技量によらず、低速からの日常走行、高速走行、ワインディング走行や緊急回避時など、幅広い走行シーンで一貫した効果を発揮。また、緻密に駆動トルクをコントロールできるSKYACTIVエンジンと、理想的な車両挙動を実現できるSKYACTIVシャシーの搭載モデルであれば、駆動方式やセグメントによらず、さまざまなモデルに展開可能だ。

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