外資系人材紹介会社のヘイズ・ジャパンは2016年7月28日、4~6月期に続いて今後もIT分野全般で人材需要が高まるという予想を発表した。
ヘイズ・ジャパンの発表によると日本では現在、小売や製薬業界の大手各社が既存システムの見直しを進めており、急速に拡大する新規テクノロジーに対応するために、アプリケーション開発やテクニカルサポートのスペシャリストの採用に追われているようだ。
また、ITシステムの見直しを進める上でインフラ関連のプロジェクトが中核と見なされており、こうしたプロジェクトを管理できるマネージャーの需要が特に高くなっているという。
ヘイズ・ジャパンのマーク・ブラジ氏はこの件について、「コスト削減を図ると同時に、ITシステムのアップグレードによる効率化を進められる有能なインフラ関連のプロジェクトマネージャーが求められています。」と述べている。
現在、企業各社が予定する新規プロジェクトの約40%が、ハードウェアやインフラに大きく関わっている。そのため、ヘイズ・ジャパンは企業各社のITプロジェクトの進行状況から見て、ハードウェアやインフラに関連して大量の求人が今後も生じると予想している。