TDK、最大1000Wの高ピーク出力に対応した小型ACーDCスイッチング電源を開発

TDKは2021年1月15日、TDK-LambdaのAC-DCスイッチング電源ZWP350-1000を開発し、2021年1月より24VDC/48VDC出力タイプを、2021年3月より30VDC/36VDC出力の量産出荷を開始すると発表した。

ZWP350-1000は、回路と部品の最適化により、88×44×183mmと小型ながら最大1000W出力が可能で、モーターなどの瞬間的に大きな電力が必要な機器に適している。

効率は最大94%(24VDCタイプ)。定常動作時における動作周囲温度は、自然空冷時に周囲温度で50℃まで最大350W、強制空冷時には70℃まで最大500W出力と、環境・信頼性を考慮している。

また、ベースプレート構造を採用しているため、従来の基板型電源では必要だった基板下面の沿面、空間距離を考慮せずに、加えてスペーサーや絶縁板を用意することなく取り付けられる。さらに、メイン出力と独立した補助電源(5V、0.3A)も搭載しており、リモートON/OFFコントロール機能を標準装備している。

安全規格は、AV・情報・通信機器規格IEC/UL/CSA/EN62368―1に加え、半導体電力変換システムと装置に対する安全要求事項規格IEC/EN62477―1(過電圧カテゴリⅢ)を認証取得している。

主な用途としては、FAロボット機器、分析装置、工業用/商業用自動機器、アミューズメント機器などが挙げられる。

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