人要らずでタイムロスなし、「IoT‐異常警報CTIシステム」の提供開始 CYBERDYNE Omni Networks

CYBERDYNE Omni Networksが2021年2月18日、コヴィア・ネットワークスと共同で、既存のIoTシステムにAPI連携するだけで、センサー値の異常や装置のエラーといった緊急警報を電話で発信できる「IoT‐異常警報CTIシステム」の提供を開始すると発表した。

既存のメールによる異常通知は、受信チェックまでのタイミングが人に依存するため、タイムロスが生じやすく、見落としがちであることが問題と指摘されていた。IoT‐異常警報CTIシステムは、センサー監視サーバーが異常を検知した際に、Web APIを使ってCYBERDYNE Omni NetworksのCTIサーバーを呼び出すだけで、電話とメールに対して一斉に警報を発報できる。電話がかかってきたらガイダンス通りにボタンを押すだけの操作で、警報停止から監視再開まで、全てが電話操作だけで完結する。

IoT‐異常警報CTIシステムを利用すれば、固定電話、スマホ、ガラケーを問わず、幅広い分野で顧客側で運用されている既存のIoTシステムに、手軽に警報通知機能を導入できる。温度、湿度、圧力、バイタル、CO/CO2、加速度、ジャイロ、水位、傾斜、土壌など各種センサーなど、顧客のニーズに合わせてカスタマイズ対応している。

なお、IoT‐異常警報CTIシステムは、CYBERDYNE Omni Networksがこれまでに冷蔵庫温度管理システムで提供してきた保守機能の一部で、HACCPによる有事の迅速な対応・品質管理の徹底が求められる食品スーパーや食品工場のほか、治療薬や検体、細胞、ワクチンといった厳格な温度管理を要する医療・医薬品業界など、すでに多くの顧客に利用されている。

料金は法人契約のみが対象。電話番号5回線とメールアドレス5個を1グループとし、初期費用が3万5000円(税抜)、月額利用料が3800円(税抜)だ。警報と警報解除のための電話代は顧客負担となる。

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