Virgin Hyperloop、近未来的なポッド型高速輸送システムのコンセプト動画を公開

Virgin Hyperloop/YouTube

Virgin Group傘下の米Virgin Hyperloopは2021年1月21日、次世代高速輸送システム「ハイパーループ」のコンセプト動画を公開した。真空チューブの中を磁気浮上式のポッドが高速移動し、環境に優しく、スムーズで快適なオンデマンドの新交通システムだ。最高速度は時速1000km以上に達し、約400km(東京~大阪間の直線距離)を約30分で移動できるという。

動画では、人が駅から乗車して目的地まで移動する様子が描かれている。車内は明るく、各シートにはワイヤレス充電器が設置され、到着時間などインフォメーションが至る所に表示されている。

車両の最大乗車定員は28名だが、集団走行しつつ分岐点でそれぞれの目的地へ進むコンボイシステムとAIを使った制御によって、1時間に何千人もの人々を輸送することができるとしている。

運賃はルートによっても異なるが、飛行機よりは手頃な価格になりそうだ。「良心的な料金でないと、人々は利用しないだろう」と、同社CEOのJay Walder氏は語る。さらに、「現在、数時間かかる都市間の通勤が数分になると想像してみよう」と、無限の可能性を示唆している。

同社は、2020年11月にテストポッドによる有人走行に成功しており、2025年までに安全認証を取得し、2030年の開業を目指すとのことだ。

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