都市向け電動エアタクシーの実用化に前進――独Volocopter、投資ラウンドシリーズDで2億ユーロを追加調達

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© Volocopter

独Volocopterは、2021年3月3日、シリーズDラウンドとして新たに2億ユーロ(約261億円)を調達したと発表した。

Volocopterは2011年に設立されたスタートアップで、都市航空交通(Urban Air Mobility:UAM)業界のパイオニアだ。同社はこれで累計3億2200万ユーロ(約420億円)の資金を調達したことになる。今回調達した資金は、都市向けのバッテリー駆動エアタクシー「VoloCity」の認証取得や、最初の商用路線開設を加速することで、UAM市場における同社の主導的地位を確固たるものにするために使用される。

新規投資家には米BlackRock、独Avala Capital、伊Atlantia、独Continental、日本のNTTや東京センチュリーなどが名を連ねており、既存の投資家も全て今回のラウンドに参加している。

Volocopterの将来のサービスは、乗客を安全に目的地まで直接運ぶ電動自律型エアタクシーから同社の産業用大型電動ドローン「VoloDrone」を使用した物資輸送まで多岐にわたる。VoloCityは同社が開発した第5世代Volocopter航空機であり、都市向け電動エアタクシーとして初めて認定されることが期待されている。

同社は欧州航空安全機関(EASA)の「Design Organisation Approval(DOA)」を初めて取得した唯一のeVTOL(電動垂直離着陸機)企業として、最初の商用エアタクシー路線を今後2年以内に開設することを目指している。

近年、同社は、ヘルシンキ、シュツットガルト、ドバイ、そしてシンガポールのマリーナベイでマイルストーンフライトを実施してきた。最初のエアタクシー路線はまだ発表されていないが、同社はシンガポールとパリでエアタクシーサービスを開始することを明言しており、さらにアメリカ、アジア、ヨーロッパでも路線を拡大する予定だ。

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