低騒音/低トルク化を実現したX線画像診断装置用X線管軸受ユニットを開発 ジェイテクト

ジェイテクトは2021年3月31日、従来品よりも低騒音/低トルク化を実現したX線画像診断装置用X線管軸受ユニットの量産を開始すると発表した。

同社によると、X線画像診断装置は、静粛性が向上すれば患者や医療関係者のストレスを低減できる。そのため、X線画像診断装置の中の部品の一つであるX線管軸受ユニットにも静粛性が求められているという。

また、バッテリー駆動の回診用(移動用)X線画像診断装置は、省電力と作業性の向上が必要とされている。このニーズを満たすためには、X線管軸受ユニットが低騒音で回転トルクが小さいことが重要となる。

これは、これまでの設計の軸受では対応できない領域だった。しかし、X線管軸受ユニット全体の大きさは変えずに、軸受の内部設計を見直すことで、ジェイテクトは低騒音で低トルクのX線管軸受ユニットを開発した。潤滑膜の成分や膜厚の見直したことも、X線管軸受ユニットの低振動/低トルク化に寄与している。

サンプル品での実験結果

同社は、2022年から年間5億円の売り上げ高を目指して本製品の量産を開始する予定。徳島の四国工場で生産し、X線管球メーカーへ販売するとしている。

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