巨大バルーンで飛ぶ宇宙船が6時間超えのテスト飛行に成功

スペースバルーンを用いた宇宙飛行体験を提供する米Space Perspectiveは2021年6月18日、宇宙船テスト機「Neptune One」の打ち上げに成功したと発表した。Neptune Oneは、NASAのケネディ宇宙センターに隣接するスペースコースト宇宙港から打ち上げられ、目標高度まで到達。フロリダ半島を横断した後にメキシコ湾に着水し、回収された。

6時間39分の飛行を成し遂げたNeptune Oneは、テスト飛行の全ての主要な目的を達成し、打ち上げから回収までの完全な飛行デモンストレーションに成功した。Neptuneは、最大の安全性、アクセシビリティ、ゼロエミッションを実現すべく開発されたもので、膨らませるとサッカースタジアムが入るほどの大きさになる。さらに、加圧されたカプセルは広々としており快適に過ごすことができる。8人の乗客と荷物を乗せ、2時間かけて高度約30kmまで上昇、2時間地球上を滑空する。降下にも2時間を要し、着水したところを船で回収する。滑空している間乗客は、SNSを介して家族や友人に体験を共有できる。

ロケット燃料を使用しない高性能スペースバルーンによる商用宇宙飛行は、2024年後半より開始する計画だ。

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SPACE PERSPECTIVE CONFIRMS SUCCESSFUL TEST FLIGHT

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