個人向けeVTOL「iFLY」が登場――アプリで地図をタップして空路で目的地まで

米エアモビリティスタートアップのNeXtは、個人向け電動垂直離着陸機(eVTOL)の「iFLY」を開発した。自律飛行の指示にはモバイルアプリを使用。地図上の目的地をタップするだけだ。iFLYはすでに飛行テストに成功し、米国特許も取得済み。現在は資金提供パートナーを探している。

iFLYは保護カバーで囲われた8つのプロペラを備えている。先進的な冗長飛行制御システムにより、モーターの速度や飛行の方向を調整。目的地までのエネルギー量を計算し、バッテリー残量が安全に飛行できる最小許容レベルに近づくと、出発地点に戻ったり安全な場所に着陸したりといった自動制御も可能だ。複数の冗長飛行システムにより、モーターを1つ外しても安全に飛行できる。また、緊急時に自動的に展開するパラシュートも備えている。

NeXtは現在、iFLYの飛行にパイロット免許が求められないよう、アメリカ連邦航空局による超軽量動力機の認定の可能性を模索している。

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