- 2021-8-27
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- Laurin Hahn, Sion, Sono Motors, ソーラー電気自動車(SEV), バッテリー, モビリティプロバイダー, リン酸鉄リチウム(LFP)バッテリー
ドイツのミュンヘンに拠点を置くモビリティプロバイダー、Sono Motorsは2021年6月24日、ソーラー電気自動車(SEV)「Sion」に54kWhのバッテリーを採用すると発表した。
新バッテリーは、充電時間を短縮しつつ航続距離を延長する。コバルト、ニッケル、マンガンの使用を完全に排し、より安全性の高いリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーを使用。不燃性で発火の心配もない。
発表された54kWhバッテリーは、従来の航続距離を最大255kmから305kmへ、充電の最大出力を50kWから75kWに拡張する。なお、ソーラーパネルによる追加航続距離は、週平均112km(最大週245km)と変わりないようだ。バッテリー寿命に関しては、最大3000サイクル(90万km)の延長となる。
Sono Motorsは、家庭向けのソーラー電気自動車Sionを2017年に一般向けに発表している。以来、現在までに1万3000件以上の頭金を受け取っているとのこと。CEOのLaurin Hahn氏は、「予約注文した人の90%以上が、より強力なバッテリーに投票した」と述べている。
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