太さの異なる同軸ケーブル同士を接続できる車載向け小型同軸コネクタを開発 SMK

SMKは2021年9月22日、1.5Dと2.5Dのケーブルを共用できる車載機器向け小型同軸コネクタ「MH-2シリーズ」を開発したと発表した。周波数範囲は6GHzまで対応し、良好な高周波特性を備えるという。

自動車関連の動向としては近年、カメラやアンテナなどの車載機器の搭載数増加と画像の高精細/高画素化が進み、通信量の増加に伴う伝送速度の高速化/高周波化などの動きが加速している。それに伴い、省スペース化するためのコネクタ小型化や伝送性能向上のための太径ケーブルの使用、ノイズ対策などが求められている。

MH-2シリーズはこうした課題に対応する小型同軸コネクタ。太さの異なるケーブル同士の接続、高速伝送/高周波に対応し、耐ノイズ性に優れている。ハウジングを共通化しており、1.5Dと2.5Dの太さの異なる同軸ケーブル同士を接続可能。同軸ケーブルを基板に接続するための基板プラグも用意されている。

伝送周波数は6GHz/VSWR1.5以下。良好な高周波特性を備え、耐ノイズ性能を独自の接点構造によって強化。さらに同社FAKRAコネクタに対して、嵌合状態で体積比を約30%ダウンしており、車載機器の小型化に貢献する。

ラインアップは、CRC1001-61XXF(1.5Dケーブル用プラグ)、CRS9001-53XXF(1.5Dケーブル用ジャック)、CRC1001-62XXF(2.5Dケーブル用プラグ)、CRS9001-54XXF(2.5Dケーブル用ジャック)、CRC5001-93XXF(基板プラグ)。嵌合状態の外形寸法は8.5×36.75×9.75mmとなっている。受注は2021年11月から、量産は2022年4月より開始する。

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