独Schaeffler、CANで相互通信する自転車用チェーンレス電気駆動システムを開発

ドイツのSchaefflerは2021年8月30日、自転車の革新的なソリューション「Free Drive」を発表した。二輪電気駆動のスペシャリスト、Heinzmann GmbH & Co. KGと共同開発したチェーンレス駆動システムでは、ジェネレーターとモーター間の力学的な接続が不要になる。これにより、まったく新しい自転車アーキテクチャとペダル構成が可能になる。

Free Driveの中心的なコンポーネントは、Schaefflerが開発したジェネレーターだ。同ジェネレーターは、ペダルに一定の抵抗を与えると同時に、ライダーによるペダリングの力を吸収する。シリアルハイブリッドドライブで、ペダリング中に生成された力学的エネルギーを電気エネルギーに変換し、ホイールハブモーターで、電気エネルギーを力学的エネルギーに変換。余ったエネルギーはバッテリーに蓄える。

Free Driveでは車と同様、すべてのコンポーネントはCANを介して相互通信する。摩耗部品や周辺チェーン装置は必要なく、メンテナンスが最小限で済む。

同システムは、ドイツのフリードリヒスハーフェンで9月1~4日に開催のEUROBIKE 2021で公開されたようだ。

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Schaeffler presents chainless electric drive system “Free Drive” for bicycles

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