電動ブレーキ用「非循環ボールねじ」を開発――ボールの循環機構を廃止することで小型化 ジェイテクト

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非循環ボールねじのイメージ

ジェイテクトは2019年10月8日、電動キャリパブレーキ用の「非循環ボールねじ」を開発したと発表した。

電動キャリパブレーキ(EMB)は、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)などの電動車に適した、ディスクブレーキの駆動源を油圧から電動モータに変更したブレーキ方式だ。一方、EVやHEVでは、回生ブレーキと摩擦ブレーキを併用し、エネルギー回生を活かす摩擦ブレーキの制御が自動車の燃費向上につながっている。

ボールねじは、この摩擦ブレーキに用いられ、電動モータの回転運動をブレーキピストンの直線運動に変換。エネルギー回生の効率や制動性を向上させている。しかし、ボールが軌道から脱落しないよう循環させる従来のボールねじの機構は、循環部により本体が大きくなるというデメリットがあった。

そこで、ジェイテクトは今回、EMBがブレーキ制動時、必要とする直線運動距離が短いことに着目。ボールの間にばねを介在させることで、循環機構なしでも回転を続けられる小型化したボールねじを開発した。また、グリースを改良することで、油膜切れによる効率低下を防止。耐久性を確保するとともに、メンテナンスフリーも実現している。

ジェイテクトは、このボールねじにより、車両の軽量化やCO2排出削減、快適性の向上に貢献できると説明している。

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