ウィンタースポーツの一つとして人気のスノーモービル。大自然に囲まれた林の中や雪原を走り抜ける爽快感には他に代え難いものがあるようだが、内燃機関を使う以上、環境への影響が課題となる。そこで、自然環境を破壊することなくウィンタースポーツが満喫できる電動スノーバイクがフランスで開発された。
フランスのスタートアップが開発した「Moonbikes」は、電動バイクの前輪をソリに、後輪をキャタピラーに置き換えた電動スノーバイク。騒音や排気ガスを出さずに大自然の中を最高時速42kmで駆け抜け、後に残るのはキャタピラー跡だけだ。Moonbikesは、積雪30cmのパウダースノーの上を走ることができ、登坂能力は40%だという。
Moonbikesのバッテリー構成は、2.5kWhのシングルバッテリーと3.2kWhのデュアルバッテリーの2種類。走行時間はデュアルバッテリーで2~3時間だ。バッテリーは簡単に取り外すことができ、家で充電することができる。
日本でも人気の出そうなMoonbikesだが、製造元によればMoonbikesは新しいカテゴリーの乗り物であり、現状これを規定する法律はなく、スノーモービルに関する法律が適用される傾向にあるとのことだ。