グリーン水素が燃料のスクラムジェットエンジン――最高速度マッハ12で飛行可能な推力を生み出す

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オーストラリアのスタートアップHypersonix Launch Systemsは、水素燃料を動力源とするスクラムジェットエンジン「SPARTAN」を開発した。Hypersonix Launch Systemsは、極超音速スクラムジェット技術を使った持続可能な衛星打ち上げサービスの展開を目指している。

SPARTANは音速の5倍以上という極超音速で飛行可能な推力を生み出し、SPARTANを搭載した同社の小型打ち上げロケット「Delta-Velos」はCO2や有毒ガスを排出することなくマッハ12まで加速し2500kmを飛行する。SPARTANで燃料として使用する水素は、太陽光を使って水を電気分解して取り出す持続可能な「グリーン水素」だ。

飛行速度がマッハ5以上になると、機体には2000℃を超える熱が生じる。高熱を帯びた状態でもスクラムジェットエンジンが機能するよう、SPARTANには熱に強いセラミックマトリックス複合材料(CMC)を使用している。

同社の共同創業者であるMichael Smart博士は、宇宙へより安く頻繁にアクセスできるようになるにつれて、宇宙ごみが増えロケットの排ガスにより成層圏が汚染されてきており、グリーン水素を動力とするマルチミッション宇宙船の開発が賢明な解決策だとしている。

関連リンク

SPARTAN – HYPERSONIX
Hypersonix – Using High Temperature Composites For Sustainable Space Travel | Composites Australia

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