- 2019-3-21
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- Advanced モデル:LGXS, Basic モデル:LBAS, Robonity series(ロボニティシリーズ), エア吸引用継ぎ手(タップ), スライダタイプ, モータレス単軸アクチュエータ, ヤマハ発動機, 産業用ロボット, 研削ボールねじ, 防塵ステンレスシート
ヤマハ発動機は2019年3月20日、スライダタイプのモーターレス単軸アクチュエータ「Robonity series(ロボニティシリーズ)」を5月7日に発売すると発表した。主要8社のモーターメーカーに対応しており、使い慣れたモーターやドライバを搭載できるという。
Robonity seriesには、高剛性/コンパクト/ローコストの「Basic モデル:LBAS」と、高精度/高耐久性が特徴の「Advanced モデル:LGXS」をラインナップした。
「Basic モデル:LBAS」は、ガイドレールとフレームの一体化構造により、従来比約-20%のコンパクトな幅寸法を実現。また、従来機比+70%~+200%の高いモーメント剛性と、走り平行度±0.02/800mmもの高精度を実現した。設置工数の削減やメンテナンス性も考慮。カバーなどの外装部品を外すことなく設置でき、分解することなくボールねじやガイドへ給脂できるという。
「Advanced モデル:LGXS」では、研削ボールねじを標準採用し、リード精度はJIS規格の精度等級でC5、繰返し位置決め精度で±0.005mmを実現。歩留まりの向上が見込めるという。静音化と長寿命化も実現している。また、本体上面に防塵ステンレスシートを採用しクリーン仕様に対応した。エア吸引用継ぎ手(タップ)も標準装備しているので、配管継ぎ手を取り付ければクリ−ン環境での使用もできる。
ヤマハ発動機は、Robonity seriesの適用先として、自動車部品、電機/電子、医療、食品、化粧品などのさまざまな生産工程を想定。また、同社の産業用ロボットにも適用することで、多様な自動化のソリューションを提供していくという。