ペロブスカイト太陽電池を用いたIoT CO2センサー端末を共同開発――外部からの電源供給なしで駆動 マクニカとエネコート

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マクニカは2022年3月8日、エネコートテクノロジーズと共同で、「ペロブスカイト太陽電池」を用いたIoT CO2センサー端末を開発したと発表した。共同開発したIoT CO2センサー端末は、PoC(Proof of Concept:概念実証)製品として、特定顧客に向けて試作品の出荷を4月に開始する。

京都大学発スタートアップ企業のエネコートテクノロジーズはIoT端末向けに消費電力、形状などを最適化したペロブスカイト太陽電池を、マクニカは世代型太陽電池のメリットを活かして屋内環境下でもCO2センサーを動作させ、情報を無線で送信できる端末を開発した。

ペロブスカイト太陽電池は、薄膜系太陽電池の性質と、結晶シリコン太陽電池に匹敵する発電性能(2021年12月時点でセルサイズでの変換効率の最高記録は25.7%)を兼ね備えた高性能な太陽電池で、次世代太陽電池の本命と言われている。これまで結晶シリコン太陽電池を設置できなかった分野への進出が期待されていることに加え、大面積塗工技術の確立によってコストを大幅に低減できると言われている。

太陽電池の発電効率とセンサー本体の消費電力のバランスから、外部からの電源供給無しに屋内の照度環境下で、CO2センサーを動作させて安定してデータを送信することは難しいと言われていたが、今回、太陽電池だけで駆動できる次世代のIoT CO2センサー端末を開発した。

製品のサイズは88×151×25.5mm。光音響方式CO2、温湿度、照度センサーを搭載する。通信はBluetooth Low Energyを使用。開発したIoT CO2センサー端末はPoC製品として、試作品の出荷を特定顧客へ4月に開始する。新型コロナウイルス感染症対策として、屋内環境の測定や植物工場などでのCO2濃度の測定などを用途に設置と評価を進めていく。

製品は将来、マクニカが提案する空気質ソリューション「AiryQonnect(エアリーコネクト)」製品端末ラインナップへの組み込みを予定している。

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