直径126mで2枚羽――定格出力6.2MWの洋上風力タービンを2024年までに設置へ

オランダのSeawind Ocean TechnologyとイギリスのPetrofacは2022年2月21日、6.2MW浮体式洋上風力タービンに関する了解覚書(MOU)に署名したと発表した。2024年第1四半期までにヨーロッパ海域への設置を予定している。

Seawind Ocean Technologyが開発している6.2MW浮体式風力タービンは、独自技術のティータリングヒンジを備えた2枚のブレードを使用し、コンクリート製の浮体構造は、サイクロンの多い地域や深海への設置を可能にする。ローターブレードの直径は126mで、回転速度は20.8rpm、先端の速度は秒速137mに達し、アクティブヨー制御も備えている。設置はクレーンを使って港で組み立てるため、作業船が不要だ。

Petrofacは、2008年から再生可能エネルギープロジェクトを支援しており、洋上風力変電所の設計と製造に関して幅広い実績がある。

今回の合意により、Petrofacは発電システムの設計検証をサポートするとともに、Seawind Ocean Technology初となる浮体式洋上風力タービン実証機に関するプロジェクト管理や、EPC(設計/調達/建設)管理サービスを提供する。地中海を皮切りにヨーロッパおよび世界各地で浮体式洋上風力発電所の普及に貢献する予定だ。

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