- 2022-4-12
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- AIM-120D AMRAAM, BQM-167 Skeeter, F-15C, F-15EX Eagle II, コンバット・アーチャー(空対空兵器システム評価プログラム、WSEP), ターゲットドローン, ティンダル空軍基地, 中距離空対空ミサイル, 新型戦闘爆撃機, 米空軍
米空軍は、制式採用が近い新型戦闘爆撃機「F-15EX Eagle II」が、2022年1月25日に中距離空対空ミサイル「AIM-120D AMRAAM」の発射試験に成功したと発表した。
フロリダ州ティンダル空軍基地で、第53飛行隊のコンバット・アーチャー(空対空兵器システム評価プログラム、WSEP)の一環として、第40飛行試験隊によって実施された。テストではF-15 EXは標的となるターゲットドローン「BQM-167 Skeeter」を検知して有効射程内に目標を補足、AIM-120Dを発射した。
WSEPは、単なる兵器評価プログラムではなく実戦経験を提供する側面も持つ。今回は、F-15 EXの最初の模擬戦闘となり、テストパイロットによる初のミサイル発射試験となった。
今回の運用テストに先立ち、F-15 EXはアラスカ州ノーザンエッジで種々の電磁波への耐性などのテストを受けた。そしてネバダ州ネリスに配備されたのち、F-15EXによって置き換えられる米空軍の現役制空戦闘機「F-15C」から受け継ぐことになる、空対空制圧に焦点を当てた演習を行った。この演習の結果、F-15EXのプラットフォームにはまだ改良の余地があるが、期待される制空権の役割を十分に果たせることが証明されたとしている。