英空軍と米海軍、食品廃棄物由来の合成燃料を使ったドローンの試験飛行に成功

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イギリス空軍(RAF)は、アメリカ海軍研究所、C3 Biotechnologies(C3 BIOTECH)と共同で開発した合成燃料を使い、2021年12月にドローンのテスト飛行に成功したと発表した。化石燃料を一切使わない持続可能な航空燃料として、遠隔操作の航空システムから戦闘機まで、さまざまなプラットフォームへの展開が期待できる。

2021年夏に開始した「フェルメール計画」のもと、C3 BIOTECHが開発した合成ケロシンは、食品廃棄物に含まれる糖質を原料に、微生物を利用して油脂を生成し、その後、化学薬品や熱による処理を経て、航空燃料に変換される。大型設備が不要で、どこでも製造できるため、軍事配備的にも魅力的な燃料だ。

今回、トライアルとして15リットルの燃料を生成し、エンジンテストの後、4mドローンを使って、20分間のテスト飛行に成功した。テスト飛行で得たデータから、合成燃料が一貫して高水準で機能していることが分かっている。今後は、プロセスの改善と、配備しやすい製造設備の開発を進める予定だ。

Jeremy Quin国防調達担当大臣は「これは、気候変動への取り組みを支援する先駆的な解決策を開発し続けるRAFとイギリス産業界にとって、心躍る瞬間だ。これらの新しい手法は、カーボンフットプリントを減らしつつ、ワールドクラスの戦闘力を維持するだろう」と語る。

関連リンク

RAF’s first synthetic fuel drone flight
Ministry of Defence(twitter)

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