ロボットアームを新たに設計した、可搬重量20kgの協働ロボットを発表 ユニバーサルロボット

ユニバーサルロボットは、可搬重量20kgの協働ロボット「UR20」を製品ラインアップに追加すると発表した。ユーザーインターフェースはそのままに、ロボットアームを新しく一から設計している。

UR20は、新設計のジョイントを採用。移動速度の向上に加え、より大きな荷重にも対応する。1750mmのリーチにより、標準的なパレットのサイズをカバー。梱包やパレタイジングの自動化に対応する。また、設置面積が小さく、既存の生産スペースでさらに生産性を高められる。高度なソフトウェア拡張機能も組み込んでおり、ユーザーに優れたモーションコントロール機能を提供する。

用途は、パレタイジングに加え、溶接やマテハン(マテリアルハンドリング)、マシンローディング、マシンテンディングに対応。広範なパートナーエコシステムから、UR20を活用した革新的なソリューションが生み出されることも期待される。

UR20は、高い品質、北欧デザイン、ソフトウェアからエンドキャップにいたるまでユーザーエクスペリエンスにこだわっている。同社は次世代モデルとして、市場へ可搬重量の大きな製品を投入し、これまで自動化できなかった作業を自動化する。

UR20の予約受付は、2022年第4四半期後半に開始。出荷は、2023年第2四半期の開始を予定している。今後は、協働ロボットの新しいラインナップへUR20同様の機能を導入することを目指す。

ユニバーサルロボットは、米Teradyne傘下の企業で、本社はデンマークのオーデンセにある(日本支社:東京都港区)。これまでに5万台を超える協働ロボットを世界中に販売している。

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