壁を見通せる次世代型対人レーダー「Xaver 1000」

イスラエルに拠点を持つCamero-Techが、壁を見通すことのできるレーダーであるXaverシリーズの最新モデル「Xaver 1000」を発表した。

Camero-Techは、Samy Katsav氏が設立したSKグループの一員で、Xaver 1000のようなパルスベースの超広帯域マイクロパワーレーダーを開発し、壁の向こうに隠れた物体に関する情報をリアルタイムに画像化する製品を提供している。同製品は、世界中の軍隊、警察、捜索救助隊などで採用されている。

Xaver 1000は、AIによるライブでの目標追跡機能を搭載したXaverシリーズの新世代製品で、壁や建物の背後にある生体を静的/動的に検出できるリアルタイム3Dイメージングデバイスである。

壁の背後にいる生体が人間か動物か、大人か子供かを識別でき、身体の部位を区別できるほどの高解像度で、対象が立っているのか横たわっているのかまで判断できる。その他に、室内の人の数や対象までの距離、高さと方向、部屋のレイアウトやサイズまでも検出可能だ。

Xaver 1000の本体は、46×46cm とコンパクトで持ち運びが容易であり、壁に設置する際は四方に展開し、その大きさは、91×91×5cmとなる。10.1インチタッチスクリーンディスプレイで静止画と動画の3D表示や操作ができる。

Xaver 1000は、人命救助や対テロ作戦、監視や偵察、捜索救助、情報収集などの幅広い用途に柔軟に対応できる製品である。またICNIRP-1998の放射線被ばく制限の要件を満たしており、安全性も確保されている。

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XAVER™ 1000

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