イスラエルのロボット戦闘車両「ROBUST」が、2023年にフィールドテスト開始へ

Credit: Israel Ministry of Defense Spokesperson’s Office

イスラエル国防省は2022年6月13日、ロボット戦闘車両「M-RCV:Medium Robotic Combat Vehicle」の技術検証を開始すると発表した。これは、防衛技術と安全保障の展示会「Eurosatory」の開催期間中、同車両の製造元Elbit Systemsのパビリオンで発表された。

Elbit SystemsのM-RCVは「ROBUST(ROBotic aUtonomous Sense and sTrike)」の名称を持つ。ROBUSTの開発は、国防省と関連部門、イスラエル国内のセキュリティ産業の協力による成果だ。

ROBUSTは、新型ロボットプラットフォーム「BLR-2」と、装甲兵員輸送車「Eitan」用の30mm自律回転砲塔が特徴だ。また、アクティブ型防御システム「Iron Fist」、火器管制および任務管理システム、ロボット機能の自律制御キット、周辺状況を認識するシステムを装備する。さらに、偵察用のカプセル型ドローンも装備する。

ROBUSTのシステム開発の背景にあるコンセプトは、戦場の自動化だ。またその設計思想は、オープンアーキテクチャに基づく。すなわち、将来開発される新機能の搭載や、外部のツールをロボット機能に統合するために必要な拡張性を持つ。

同国防相と関連組織は、2023年中にM-RCVのフィールドテストを開始する予定だ。

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The Israel Ministry of Defense will begin testing a robotic unmanned vehicle

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