Xiaomi、2足歩行の人型ロボット「CyberOne」を公開

中国のXiaomiは、2022年8月11日に北京で開催された新製品発表会で、2足歩行ロボット「CyberOne」を初公開した。CyberOneは、同社が手がける初の人型ロボットだ。同社の公式YouTubeチャンネルでは、創業者で最高経営責任者(CEO)の雷軍(Lei Jun)氏がステージ上でCyberOneを紹介している様子を収めた動画が公開されている。

動画では、CyberOneと雷氏が軽快に中国語でコミュニケーションを取っている様子が確認できる。雷氏がCyberOneに「他にはどんな動きができる?」と聞くと、CyberOneは「カンフーの動きも練習中です」と答えて、カンフーの構えを取ってみせた。

CyberOneは、同社が2021年に発表した4足歩行ロボット「CyberDog」に続く、Cyberシリーズの最新作で、最大21自由度の動きに対応。独自の環境認識エンジンおよび音声感情認識エンジンである「MiAI」により、85種類の環境音と45分類の人間の感情を識別できる。

CyberOneの身長(高さ)は177cm、重さは52kgで、人間の股関節に相当する部分に搭載しているモーターの最大トルクは300Nmに達する。独自開発の2足歩行制御アルゴリズムにより自然で安定した歩行姿勢を維持している。人間の手に相当する部分はミトンのような形状で開閉するようになっており、片手で1.5kgまでの重量の物を持つことができる。

人型ロボットに関しては、電気自動車大手の米Teslaが、2足歩行ロボット「Optimus」を開発中であることを2021年8月に公表しており、開発競争が熱を帯び始めている。

関連リンク

プレスリリース(英語)
プレスリリース(日本語)

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